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BEST'83 一流品大図鑑
- Hot・Dog PRESS
- 1983年1月29日号
━━━E.T.でおなじみのクワハラは、アメリカンBMX小僧のアコガレ。
- BMXは本場アメリカでは、いろいろな種類のBMXが販売されている。マングース、SEレーシング、レッドライン、GT、トーカー、ハローなどなど。その中でのNo1ブランドは何かというと、これが日本製のクワハラなんですな。
- これに目とつけたのが、かのスピルバーグ監督。かねてから自分の映画E.T.に、アメリカン・キッズ大好きのBMを登場させようと目論んでいた彼は、迷わずクワハラに飛びついたぇわけなんだ。かくして、E.T.をカゴにのせたエリオット少年がBMXで空を飛ぶという、あの名場面が誕生したのです。
- ところで、クワハラのBMXを製作している桑原商会。あまりなじみにない名だね。それもそのはず、この会社は輸出専門にしかBMXを作っていなかったからなんだ。創業は大正8円。BMXを作り始めたのが4年前で、1台250$、月産3〜4千台のペースで売り出したところ、アメリカン・ブッ飛び小僧たちに大人気。今では、E.T.人と相まって、日本を代表する世界のブランドになってしまった。
- さて、輸出専門だったクワハラのMX。昨年の11月から国内販売され始め、逆輸入人気になったことは耳に新しい話だね。